大荒れ、新千歳空港

2016年の北海道、冬の到来が早いようです。12月上旬に新千歳空港を襲った雪は運航に多大な影響を及ぼし、欠航や大幅な遅れが相次ぎました。報道によれば、10日に1000人が、11日は1500人が空港のロビーで一夜を過ごすことになったそうです。アメダス千歳で雪を見ると、12月(12日まで)はこんな感じです(気象庁webより)。

除雪作業のため滑走路が断続的に閉鎖されたので、オープンまで上空で待機する、出発空港へ引き返す、代替空港へダイバートするなど、空港近くまで来ていながら着陸できなかった便も多数あったのではないかと、この2日間の飛行航跡を「Flightradar24」で見てみました。「フライトレーダー24」は簡単に言うと、飛行中の航空機の位置をリアルタイムでレーダー画面っぽく見ることができるものです。でも全ての航空機が表示されるわけではありません(説明は省略)。過去1週間の飛行航跡を見る機能もありますので、新千歳空港に着陸しようと頑張った2日間の定期便から、航跡をいくつかご紹介します。

12月10日(土)雪

成田空港から来た早朝のLCC便(赤色)は、ホールディング指示もなく通常どおり新千歳空港に進入したものの着陸せずゴー・アラウンド。残念! 鵡川上空で30分ほど上空待機した後、着陸しました。他の黄色7機も新千歳空港への着陸待ち(反対向きだけどJAL501もホールディング中)です。

台湾から飛来したこの便(赤色)は、新千歳空港の南海上(NASEL)で1時間以上ホールディングしましたが滑走路オープンの目処が立たず、目的地を変更して函館空港に着陸しました(左図の航跡)。約2時間後、このジャンボ機は函館空港を離陸して新千歳空港に向かいましたが、またもやホールディング指示が…。でも、ほぼ1周しただけで当初の目的地、新千歳空港に4時間遅れで着陸しました(右図の航跡)。ともあれ良かったね、北海道を楽しんで…

12月11日(日)雪

  • 待ったのにぃ…(涙)

  • 早めに見切り付けた!

  • 待った甲斐があったゾ!

  • こんなすんなり…いいの?

  • 迷走の果て…

このように、遅れても到着したり出発できた便があった一方、少しのタイミングの差で大幅な予定変更を余儀なくされた乗客の方々も大勢いらっしゃったようです。

荒れる気象状況の中、除雪のため滑走路クローズを決断する担当者の心労、お察しします。管制レーダーに映る着陸待ちの便と滞る出発機ストリップを前に、休みなく指示を出し続ける管制官、おつかれさま。滑走路オープンは何時なのか、待機、引き返し、またはダイバートと判断を迫られるパイロットや運航管理者のご苦労、大変だったことでしょう。

ニュースに報道されない多くの航空人たちの懸命な働きがあったことを、Flightradar24の飛行航跡から垣間見ることができた気がします。

コメント

  1. イカゴロ より:

    気象条件が厳しい日には、いつもFlightradarを楽しみながら見ているようですネ。実にやぶ悟空さんのヒコーキ好きが見て取れる投稿記事です。
    彼らのヒコーキはオートパイロットを酷使しているので、Y11、Y13航路航跡やホールディングパターン航跡が悪天候下でも非常にキレイですネ。中には引返しや慌てて着陸などの少々乱れた航跡も目につきますが…。
    その内、やぶ悟空さんお得意のGPS知識で、マベリックのRNAV方式トラフィックパターン自動操縦装置を二人で開発しましょうか!?

  2. イカゴロ より:

    言い忘れました。神戸便の行き帰りかは分かりませんが、掲載写真から判断するとカメラアングル的に、非常にラッキーな座席だったようですネ。キレイな写真なので、この度の年賀状に使えそうな気がします。それにしてもSONYスマホのカメラ機能は素晴らしい!

    • やぶ悟空 より:

      6日の神戸→新千歳です。私の便も青森上空FL330でholdingした後、NASELで高度処理して30分遅れの着陸でした。カメラはCanonのコンデジ、離陸上昇中でした。

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