飛行エリア

白老滑空場の飛行場標点(ARP)より半径3kmの円で囲まれた範囲内であって、南側900mに位置する道央自動車道を超えることなく、家屋・市街地上空以外の空域がクラブ訓練機・マベリックで自由に飛行できるエリアです。(赤枠実線の範囲内、黒色の実線は場周経路、A~Dは飛行禁止区域)
エリアのULM上限高度は滑空場が千歳進入管制区内であり、かつ千歳飛行場標点から距離24マイル程に位置するために、高度制限が1000フィート未満(300m未満)となっています。

“鶴野顧問よりご挨拶!”でもお伝えの通り、訓練空域は千歳飛行場管制区及び航空路管制区などの関係で、その飛行の高度や範囲には厳重な注意が必要となります。
ULMの基本的なルールを守り、その飛行エリアや高度を正しく飛行している限り、管制区などの制限事項に問題はありません。

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トラフィックパターン(場周経路)

白老滑空場のULMトラフィックパターン高度は500フィートを維持します。
トラフィックは3パターンが設定されており、飛行禁止住宅地の上空は要注意です。

  • 12パターントラフィック
  • 30パターントラフィック
  • 変速パターントラフィック

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白老滑空場周辺の空域制限

千歳進入管制区

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白老滑空場は千歳進入管制区(Chitose Approach Control Area)のエリア内に位置しています。その上限高度は20,000フィート(FL200)です。
新千歳空港のようにIFR(計器飛行方式)による出発機や到着機の多い空域は、進入管制区として他の空域と区別して公示されています。
千歳進入管制区の下限高度は、新千歳空港の飛行場標点を中心とする半径40マイル(72km)円内では、地表または水面から1000フィート(300m)と定められています。新千歳空港の飛行場標点から白老滑空場の飛行場標点まで、おおむね24マイルの距離があります。このことから、白老滑空場でのULM飛行高度の上限は1000フィート未満ということになります。
ちなみに、新千歳空港の飛行場標点を中心とする半径20マイル(36km)円内の千歳管制圏を除く区域は、千歳進入管制区の下限高度が地表または水面から700フィート(200m)となります。

このように進入管制区などの空域制限に影響されない空域、すなわちマベリックなどのULM機が飛行できるVFR(有視界飛行方式)の空域は、ICAO(国際民間航空期間)の標準に従って”ClassG”として空域のクラス分けがされています。進入管制区のエリア内では”ClassG”の上限高度は700~1000ftと極めて低く定められているので、その飛行には注意が必要です。

FL200とは?:FLはフライトレベル(Flight Level)の略です。
標準大気圧1013.2hPa(29.92水銀柱インチ)を基準とした等圧面をいいます。日本では、14,000フィート以上の高度は通常、フライトレベルとして100フィート単位の数値のみで表わされます。すなわち、FL200とは20,000フィートと同じこととなります。FL200の数字上の横ラインはその上限高度を意味します。
千歳進入管制区に隣接する札幌進入管制区と函館進入管制区は、上限高度が14,000フィート未満の空域なので、FL(フライトレベル)ではなく上限高度そのままの数値で表わされます。

千歳ターミナルコントロールエリア

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航空法上、ULM機には飛行不可の高度であり訓練上関係のない空域ですが、白老滑空場は千歳ターミナルコントロールエリア(千歳TCA)の範囲内にも位置しています。
滑空場上空の“6000ft~20000ft”が千歳TCAの高度範囲になります。
通常、小型機やヘリコプターがこのエリア内を6000フィート以上で飛行するときには、千歳TCA”127.7MHz”とコンタクトしてレーダー業務を受けることになります。新千歳空港を往来する定期便や自衛隊機との安全を確保するためです。

TCAとは?:進入管制区のうち、定期便などのIFR機(計器飛行方式による機体)との安全を確保する目的により、特にVFR機(有視界飛行方式による機体)の輻輳する空域では、VFR機に対してTCAアドバイザリー業務を実施する空域をターミナルコントロールエリアとして公示しています。

PCAとは?:特別管制空域(Positive Controlled Airspace)は、管制機関から許可された場合を除きVFR(有視界飛行方式)による飛行が禁止された空域です。